鎌倉四季の花 (井上誠一) ( 八 月 )

鎌倉四季の花( 八 月 )  【百日紅=さるすべり】

(写真:武士俣光也)

百日紅

鎌倉の路地では、夏の花(さるすべり)が満開になっています。桃色、濃い桃色、紅色、藤色、白、クリーム、等の花の色があります。

鎌倉駅前の日蓮宗本覚寺の本堂脇に大きなサルスベリの木があり満開の花を咲かせています。日蓮が他の宗派の排斥や外寇を予言したり幕府に嫌がらせをしたため文永八年(一二七一)片瀬の竜の口で首を切られるところを、まぬがれ佐渡が島に流罪になりました。

はからずも、文永十一年(一二七四)元が博多湾に攻めてきました。日蓮の予言は当たったのでした。一二七四年罪を許され鎌倉に戻ってから住んだ場所が本覚寺の夷堂のある所と云われています。

「鎌倉四季の花」月めくり

井上 誠一 プロフィール

井上誠一(いのうえ せいいち)。神奈川歴史研究会 前会長。
昭和9年横浜生まれ。明治大学商学部卒。平成4年日本冶金工業(株)を定年退職。
平成元年神奈川歴史研究会に入会、平成13年会長に就任。
平成28年逝去されるまで、当会会長を務められました。
昭和58年鎌倉に在住以来、中世都市鎌倉を愛し学び、
永年ボランティアガイドとして活躍されました。