鎌倉四季の花( 七 月 ) 【蓮=はす】
鶴岡八幡宮の源平池の蓮の花が綺麗です。白と桃色の二種類です。蓮の花は朝早く開くといいます。源平池は源頼朝が造らせました。
寿永元年(一一八二)四月専光坊・大庭景義らを奉行として掘ったもので、東池(源氏池)と西池(平家池)にわかれています。北条政子が東池に白蓮、西池に紅蓮を植えさせ源平の旗色を現わした物と云われています。源氏池の方が多少大きいようです。
(撮影 武士俣 光也氏)
鎌倉の東池の蓮は7月2日現在 まだ蕾みが堅く白蓮も紅蓮もボチボチ開花が見られる程度です。これは西池も同じです。7月中旬には艶やかな蓮池が見られるでしょう。
(撮影 武士俣 光也氏)
「鎌倉四季の花」月めくり
- 一月 【福寿草=ふくじゅそう】
- 二月 【梅=うめ】
- 三月 【桜=さくら】
- 四月 【海棠=かいどう】
- 五月 【躑躅=つつじ】
- 六月 【紫陽花=あじさい】
- 七月 【蓮=はす】
- 八月 【百日紅=さるすべり】
- 九月 【萩の花=はぎのはな】
- 十月 【秋明菊=しゅうめいぎく】
- 十一月 【紅葉=もみじ】
- 十二月 【椿=つばき】
井上 誠一 プロフィール
井上誠一
平成13年会長に就任。平成28年逝去されるまで、当会会長を務めた。
昭和58年鎌倉に在住以来、中世都市鎌倉を愛し学び、永年ボランティアガイドとして活躍した。