鎌倉四季の花 (井上誠一) ( 五 月 )

鎌倉四季の花( 五 月 )  【躑躅=つつじ】

安養寺門前のつつじ

安養寺門前のつつじ (撮影 武士俣 光也氏)

大町大路にある浄土宗安養院のツツジの塀がみごとです。安養院は北条政子の法名を寺名とした寺で本堂裏に二基の宝篋印塔があります。大きい方が鎌倉で現存する最古のものとされ小さいものは政子墓と称されています。本尊は千手観音で坂東三十三ケ所観音霊場の第三番札所となっています。大町大路を逗子に向かうと日蓮宗の寺が数多くあります。

安養寺の石垣のつつじ

安養寺の石垣のつつじ (撮影 武士俣 光也氏)

安養院のツツジは、県道311号鎌倉葉山線〈名越切通し〉沿えの石垣全面から正門までにかけてビッシリ繁った躑躅が、4月下旬から5月にかけて次々と競うように花を着けます。写真は4月下旬の撮影で、正門前はまだ堅いつぼみをつけていました。

「鎌倉四季の花」月めくり

井上 誠一 プロフィール

井上誠一(いのうえ せいいち)。神奈川歴史研究会 前会長。
昭和9年横浜生まれ。明治大学商学部卒。平成4年日本冶金工業(株)を定年退職。
平成元年神奈川歴史研究会に入会、平成13年会長に就任。
平成28年逝去されるまで、当会会長を務められました。
昭和58年鎌倉に在住以来、中世都市鎌倉を愛し学び、
永年ボランティアガイドとして活躍されました。