鎌倉四季の花 (井上誠一) ( 一 月 )

鎌倉四季の花( 一 月 )  【福寿草=ふくじゅそう】

福寿草

正月の祝いの花福寿草は鎌倉二階堂にある古刹の覚園寺と瑞泉寺に咲きます。一月も終わりになる頃土の中から黄色の可愛い花が顔を出します。

覚園寺は古義真言宗で永仁四年(一二九六)北条貞時が開基です。薬師堂、愛染堂、地蔵堂、等があり特に地蔵は(黒地蔵)として鎌倉人々に拝まれています。境内の奥に沢山のヤグラ(中世の墓)があります。

福寿草
瑞泉寺は紅葉ケ谷の奥にあり、臨済宗で嘉暦二年(一三二七)二階堂道蘊が開基です。夢窓疎石が開山になりました。
本堂裏には疎石が造った枯山水の庭が近年発掘されました。
境内には色々の花が植えられていて花の寺と云われています。

 

 

「鎌倉四季の花」月めくり

井上 誠一 プロフィール

井上誠一(いのうえ せいいち)。神奈川歴史研究会 前会長。
昭和9年横浜生まれ。明治大学商学部卒。平成4年日本冶金工業(株)を定年退職。
平成元年神奈川歴史研究会に入会、平成13年会長に就任。
平成28年逝去されるまで、当会会長を務められました。
昭和58年鎌倉に在住以来、中世都市鎌倉を愛し学び、
永年ボランティアガイドとして活躍されました。